義母と娘のブルース(ぎぼむす)から考える相続対策の話

相続対策

こんにちは。司法書士の甲斐です。

義母と娘のブルース(ぎぼむす)、漫画もドラマも大好きなんです。

で、何と2020年の正月にSP特番が放送されると言うニュースが流れ、テンションが一気に上がっております!!

TBS「『義母と娘のブルース』2020年 謹賀新年スペシャル」
TBS「『義母と娘のブルース』2020年 謹賀新年スペシャル」の番組情報ページです。毎週火曜よる10時放送!

ところで、ぎぼむすのような物語を見ていると、職業上どうしても気になる事があるのです。

亜希子はみゆきと養子縁組をちゃんとしたのか?

日本では離婚・再婚すると言うのは珍しい事ではなく、結婚する相手に連れ子がいると言う事もあるでしょう。

この配偶者の連れ子を「親としてしっかりと育てていきたい!」と思った時、親として果たすべき責任があるのをご存知でしょうか?

今回は、その「責任」のお話しです。

1.配偶者の連れ子との法律関係はどうなる??

ぎぼむすのように子供がいる人と結婚した場合、配偶者の連れ子との法律関係はどうなるのでしょうか?

配偶者と結婚したのだから、そのまま当然に親子関係になるのか??

いえいえ、そのような事はありません。

確かに、配偶者と結婚した事により、配偶者との連れ子とは親族関係になります。

しかしそれは、自分の子供と言う意味ではなく、「一親等の姻族」と言う関係なんです。

姻族・・・婚姻関係による生じる親族関係の事。
具体的には配偶者の血族または自分の血族の配偶者を指す。
親族であっても自分の子供ではありませんので、ぎぼむすで言えば、亜希子が亡くなった場合でもみゆきは亜希子の相続人になりません。
これ、以外と知らない人がいるんですよね。
でも、何かしらの法的手続きを行っていない場合、困るのは子供です。
「知らないから。」「分からなかったから。」と言う言い訳は通用しません。
だから、配偶者との連れ子の事を大切にしたいのであれば、大人の責任はしっかりと果たすようにしましょう。

2.ベストな選択肢は、養子縁組を行う事

ベストな選択肢は、配偶者の連れ子と養子縁組を行う事です。

養子縁組を行う事で、法律上の親子関係が発生し相続人になる事が出来ます。

(ぎぼむすでは、亜希子とみゆきが養子縁組を行ったはハッキリとしませんでしたが・・・。)

養子縁組を行う場合、市区町村役場に養子縁組届を提出します。

養子縁組を行う場合、当然養親と養子が法理上の親子関係になる意思が必要になってくるのですが、養子となる子が15歳未満の場合、その子の法定代理人がその子の代わりに縁組の承諾をすることが出来ます。

ぎぼむすで言えば、良一がみゆきに代わって亜希子との養子縁組の手続きを行う事が出来ると言う事です。

なお、未成年者を養子とする場合、家庭裁判所の許可を得る必要がありますが、ぎぼむすのように配偶者の連れ子を養子とする場合は許可は必要ありません。

3.養子縁組を行わなかったら、遺言を残す事!

何らかの事情で養子縁組を行わなかった場合、遺言書を残すようにしましょう。

ぎぼむす(漫画版)の最終回を見ると、亜希子がみゆきに対して遺言書を残していた記載があります。

亜希子はちゃんと親としての責務を果たしていたようですね。

ただし、養子縁組を行わず遺言を残した場合は、相続税上不利になりますのでご注意を。

この点がありますので、やはり養子縁組を行うのがベストな選択肢でしょう。

4.まとめ

とは言え、子供も小さいし、養子縁組をするのはまだ早いのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何だかんだと手続きを延び延びにして、いざ子供が成人した時に養子縁組も遺言も残していない事を子供を知ったら、子供はどう思うでしょう?

「ウチの親はなんてだらしないんだ!!!」

何て事を言われ、親子関係がギクシャクするのは嫌でしょ?

もう一度いいますね。

「知らないから。」「分からなかったから。」と言う言い訳は通用しません。
だから、配偶者との連れ子の事を大切にしたいのであれば、大人の責任はしっかりと果たすようにしましょう。

 

【当ブログでは、相続対策や家族信託について分かりやすく解説しています。今後のご参考にもなる情報でもありますので、よろしければブックマーク等を行い、後からでも閲覧できるようにする事をお勧めします。】

このブログの執筆者
司法書士 甲斐智也

司法書士/2級FP技能士です。法律・老後資金・感情等多角的な視点から相続対策をご提案します。
福岡県出身/元俳優(某球団のマスコットの中に入っていた事も)/温泉が大好き

フォローする
当事務所では相続対策や認知症対策(家族信託等)の相談会を行っております。初回のご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
相続対策
スポンサーリンク
フォローする
カッコいい大人の相続対策
タイトルとURLをコピーしました