そもそも「コンサルティング」の本質って何なんでしょう?

コンサルティング

こんにちは。司法書士の甲斐です。

昨今、社会構造の複雑化や市民の方のニーズの多様化が進んでおり、我々士業も「手続き代行」だけでは、依頼者の方の問題解決や希望を叶える事が難しくなってきました。

さらに、AIの目まぐるしい発達から、いわゆる「コンサルティング業務」の必要性が急務となっており、当事務所も含め、司法書士及び他士業の中でも「コンサルティング」を掲げている事務所が多くなってきています。

それ自体は非常に喜ばしいのですが、果たして『コンサルティングの本質』を理解した上でコンサルと言う言葉を使っている士業がどれ程いるのか、この点が非常に疑問なんですね。

そこで今回は、士業も行っている「コンサルティング」の本質をお話ししたいと思います。

あなたが耳ざわりの良い言葉に惑わされず、本当の意味でコンサルティングを行っている士業を選ぶヒントになると思います。

1.コンサルティングとは?

そもそも、コンサルティングとは何なのでしょうか?

この定義が曖昧なままですと、これから行うお話しも迷走する事になるでしょう。

その為、コンサルティングの「定義」を行いたいと思います。

早速、一番参考になるであろうWikipediaを見てみましょう。

コンサルティング (consulting) とは、企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。または、その業務を行うこと。対応する日本語はない。

自分で調べてみてビックリしたのですが、コンサルティングに対応する日本語は無いんですね。

当たり前のように使っていたので、本当にビックリです。

それはさておき、コンサルティングとは、Wikipediaにも書かれているとおり、

個人や企業が抱えている問題を発見し、その解決策を考え提案する事

と言う意味が一般的でしょう。

経営コンサルティングが一番イメージしやすく、その分野で世界的に活躍しているのが大前研一氏です

大前氏を含み、本来コンサルタントが行うコンサルティングとは、理想と現実のギャップを問題と捉え、現状を細かく分析・問題の本当の原因をあぶり出し、その解決策を提示する、高度な知的作業です。

しかし、現在は「コンサルティング」と言う言葉が一人歩きし、とてもコンサルティングとは言えない低品質なサービスを展開している事業者も出てきています。

例えばTwitterを覗いてみると、怪しげな(自称)コンサルタントが沢山存在します。

・Twitter、Facebook等のSNSコンサル
・ブログ・アフィリエイト系のコンサル
・インフルエンサーコンサル
・副業コンサル
・モテコンサル
真面目にコンサルティングを行っている事業者も勿論いますが、雨後の筍(ウゴノタケノコ)の如く、次から次へとコンサルモドキが出現しているのが現状なんですね。
その為、コンサルティング=「胡散臭い物」と言うイメージが広がってきているんですね。
これはコンサルティング業務を行っている士業も無関係な事でありません。
名前ばかりのコンサルティングではなく、本質を捉えたサービスを提供しなければ、「結局他の士業とどう違うの?やってる事同じでしょ?」と言う事になりますので。
では、そのコンサルティングの本質とは何なのでしょうか?

2.コンサルティングの本質

色々と考え方はあると思いますが、コンサルティングの本質とは、クライアントが「行きたいところ」に連れていくのではなく、「行くべきところ」に連れて行く事でしょう。

相続対策で例えると、相談者が「こう言った遺言を作成したい!」と言う相談を受けた時、相談者の意向に沿った遺言書原案を作成するのは勿論ですが、相談者自身が気付いていない問題を発見、問題解決の為の施策を提案する事も重要になってきます。

その為にはコンサルタント自身の専門分野だけではなく、その周辺知識は勿論、より幅広い知識と視野、洞察力が必要となってきます。

例えば、相談者は元より、相談者の家族の事や環境、その他一切の事情を分析する為に、詳細にヒアリングする事が出来る能力が必要になるでしょう。

プロなら当たり前!相続対策の相談時に必須なヒアリング事項
今回は、下記ページの続きの内容です。こんにちは。司法書士の甲斐です相続の専門家は依頼を受任する前に必ず、有料無料を問わず相談会を行っています。どの専門家もだいたい同じだと思いますが、60~90分前後の時間をかけて、専門家が相...

さらに、相談者自身が「行きたいところ」ではない為、「どうしてそこに行くべきか?」と言う根拠・理由を話す事が出来る能力も必要になってきます。

難しい話しを分かりやすく説明する事が出来る能力、相談者が理解・納得する事が出来るような論理展開を踏まえた話しを行う事が出来る能力です。

少なくともこれらの思考やスキルを持ち合わせていない限り、本当の意味でのコンサルティングは出来ないと私は考えます。

3.まとめ

最後にまとめますと、コンサルティングの本質とはクライアントが「行きたいところ」に連れていくのではなく、「行くべきところ」に連れて行く事です。

その為に必要な能力は、

・コンサルタント自身の専門分野だけではなく、その周辺知識は勿論、より幅広い知識と視野、洞察力。
・難しい話しを分かりやすく説明する事が出来る事、相談者が理解・納得する事が出来るような論理展開を踏まえた話しを行う事。

そして、コンサルティングは非常に耳ざわりの良い言葉であり、例えば相続対策の事を相談しようと思われている方も

「この士業はコンサルティング業務を行っていると言っているので、何となく他の士業と比較して凄そうだ!」

と思われるかも知れません。

しかし言葉の響きだけに惑わされず、相談を行うとしている士業をしっかりと見極めて相談・依頼をするようにしましょう。

 

【当ブログでは、相続対策や家族信託について分かりやすく解説しています。今後のご参考にもなる情報でもありますので、よろしければブックマーク等を行い、後からでも閲覧できるようにする事をお勧めします。】

このブログの執筆者
司法書士 甲斐智也

司法書士/2級FP技能士です。法律・老後資金・感情等多角的な視点から相続対策をご提案します。
福岡県出身/元俳優(某球団のマスコットの中に入っていた事も)/温泉が大好き

フォローする
当事務所では相続対策や認知症対策(家族信託等)の相談会を行っております。初回のご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
コンサルティング
スポンサーリンク
フォローする
カッコいい大人の相続対策
タイトルとURLをコピーしました